「フロントフォーク」のブログ記事


blog180831-8.jpg

車検で入庫予定のお客様が店に向かう途中でエンジン不動に。
電圧低下でセルも回らず、ドナドナされてまいりました。

バッテリーは1年ちょっと前に交換したばかりですので
充電系に問題ありとレギュレーターを覗き込むとカプラーがブラブラしてます、
ジェネレータ出力線が焼け焦げてました。
当然、充電されないわけですが焼けた原因が気になります。
オーナーにお話を伺うと、リコールでレギュレータは交換しているとのことで
本体の損傷は有りませんでした。
(実際、ハーネスを修理してつなげて正常に機能してます。)
とすればジェネレータ出力線がショートして発熱したと考えますが、
何で?



blog180629-13.jpg

気に入った車両を長く乗り続けるには
それなりに手をかけてあげないとコンディションを維持できません。
バイクなんて消耗品のかたまりですし、
動かしてないとダメになっていく部品も多々あり、
ずっと乗ってれば磨耗してく訳で・・・
エンジンなんかはほとんどの方がトラブルが無い限り
分解することはないでしょうけど、
調子のいいエンジンでも稼働時間や使用状況によって
思った以上に磨耗が進んでる場合もあります。
それらを規定値内に戻してあげる作業がオーバーホールなのですが
旧くなってくると、メーカーさんが部品の供給をやめてしまうので
大変になってくるんです。
今回も純正部品は終了していましたので
困ったときのT.K.R.Jさんのピストンを使いました、
信頼の日本製です。






blog171128-9.jpg

「エンジンはかかるけど全然吹け上がらない。」
あきらかにガスが濃すぎる感じなので、キャブレターの分解清掃で入庫のSRX250F。
バラしていくと判りやすい原因がありました。
スターターバルブの先端ゴムが外れてしまってます、
これでは常時チョークをひいたままと同じです。
本来、圧入されていて外したくても外れないのに
時のなせる業なのでしょうかゴムが硬化して縮んでます。
プランジャータイプのスターターバルブだと経年劣化で
ゴムが硬化してガソリンがリークしてしまうことは多々ありますが
今回のように外れてたのは初めてでした。

blog170831-1.jpg

アプリリア スポーツシティ250の入庫。
新車購入から5年を越えて、総点検としてまとめての作業のご依頼です。
軽二輪は車検がないので定期的に点検されるか、
ある程度の時期がきたら一度じっくりと診てみるのもいいと思います。



blog170731-1.jpg

「クラッチのタッチに違和感が・・・」
とのご相談で、とりあえずオイル交換で様子を見ていただく予定でしたが、
オーナーさんの帰路でクラッチの滑りが発生し、入院となりました。
試乗したところ、負荷がかかると滑り出すのでクラッチディスクの面圧が足りてない感じです。
スプリングのヘタリは大丈夫そうなので、レリーズを点検してみると
ピストンの動きが渋く、引っかかる感じです。
分解するとピストンとボディ側に傷と腐食の痕がありました、
レリーズピストンが戻りきらずにクラッチプレートを押していたようです。
油圧クラッチだと解りにくいのですが
さすがオーナーさんは違いに気づかれたのですね。

blog170531-1.jpg


バッテリーの補充電中のこと。
突然パンッって音がしたので見てみるとこんな状態、
きれいに横の面がはがれてました。
長いことこの仕事やってますがキャップ部分が飛ぶことはあっても
ケース側が破裂したのは初めてです。
普通に使ってて、点検のついでに補充電しただけなんですが、
特にぶつけたような外傷は見当たりませんでしたので、
いわゆるハズレだったのでしょうか?
まぁ中華製ですし・・・
いずれにしても走行中にならなくて良かったと考えましょう、
安物買いのなんとやら・・・ってことで。



blog170331-6.jpg

不動車再生にて交換した部品の一部です。

主にゴム系のものを重点的にチェックしますが、
予算の関係や廃盤のものなどもあり全て交換できるわけではありません。
機械ものは動いてないと劣化が早く進むので思った以上に悪い状態な場合も多いです。


blog170228-1.jpg

フォークシール交換とオイル交換で入庫のハーレー ダイナです。

ハーレーに限ったわけではありませんが
エンジンやミッションのドレンボルトにシールテープを巻いて締める場合があります。
自分自身もやりますが、次回のオイル交換時にシールテープの残りカスを確認してるのでしょうか?
最小限に巻いてあっても、意外に残ってるものです。
水道管よろしくたっぷり巻いてる場合なんかは結構出てきますよ、
今回もかなり残ってました。
オイルポンプにはフィルターがついてますから直に吸い込むことは
ないでしょうけど、精神衛生上よくないです(笑)
自分は気になります!




blog160930-7.jpg

最近のバイクはほとんどインジェクション車です。
始動性、燃費、対排気ガス性能等、従来のキャブレター車よりも性能が高いです。
まあ、本をただせば排気ガス対策が厳しくなって、キャブレターでは限界が来てしまったから
電子制御に移行したので性能が高いのは当たり前なんですが・・・

市場に出回った当初と比べ、
スロットルの動きに対しての制御技術も上がっていて乗りやすくもなってます。
最初の頃はリニア過ぎて扱いずらい車種もありましたが
年を追うごとに扱いやすくなっていきました。
これも電子制御部品のおかげなんですが
その分、不調になった場合の原因究明が難しくなってきているのも事実です。

ただ、完全に始動不可みたいな場合に関しては、
ほぼ燃料ポンプの不良なので楽だったりします。
blog160430-4.jpg

オイル漏れで入庫のアプリリア スポーツシティ250。
シリンダーガスケットのオイルラインの際が破けてました。
イタ車のガスケットもうちょっと材質よくならんかな・・・
国産車が良過ぎるだけなのか?

これまでのアーカイブ

月別のアーカイブ

最近のコメント

  • Moriai: コメントありがとうございます。水冷エンジ
    続きを読む
  • 渡辺康史: 結構重症だったんですね。(-_-;) い
    続きを読む
  • Moriai: コメントありがとうございます。貴重な車両
    続きを読む
  • 栗本宏志: はじめまして、栗本と申します、 逆輸入車
    続きを読む
  • Moriai: コメントありがとうございます。久しぶりに
    続きを読む
  • osada: 先日は、ありがとうございました。修理後ワ
    続きを読む
  • Moriai: コメントありがとうございます。手の入りに
    続きを読む
  • yasushi watanabe: 先日はありがとうございました。プラグの締
    続きを読む
  • Moriai: コメントありがとうございます。また何かご
    続きを読む
  • 野良猫: ありがとうございました。 約半年ぶりに乗
    続きを読む

▲ ページの先頭へ