お預かりしたKDX125SRのエアクリーナーを点検すると
スポンジ部分が風化してごっそり落ちていました。
乗りっぱなしの原付スクーターなんかではよくあることで
スポンジのカスが詰まってエンジンが止まったり、最悪は焼きついたりします。
今回の入庫時には自走してこられたので今のところエンジン本体は大丈夫そうですが
ひととおり診ていきます。
KDX125も、もう20年選手になるんですね~
新車時から交換していないとさすがにダメになります。
当然キャブレターはこんな状態。
メイン系のエアポートが半分埋まってます。
リードバルブにも・・・。
マフラーも外して、吸入、排気経路を掃除します。
今回は予算的にクランク周りの分解清掃はできませんでしたが
ゴロゴロ音がしてきたら注意です。
でも、音が出てからも結構走れてしまうのがカワサキ車なんですよね~(笑)。
「エンジンかけたら、クーラントがあふれてきたんです。」
洗車時に気づかれて早々に入庫となったFZ-1。
エンジンを始動するとリザーバータンクから吹いてきます。
ラジエターキャップのパッキン不良を疑い、新品に交換。
水温が低いうちはよかったのですが、上がってくるとやはり吹き返してきました。
ヘッドガスケットを疑い始めたときに下回りを見ると緑色の液体が!
リザーバーホースは車体の外側に別のホースで出しているので
吹き返したクーラントではありません。
オイルパンの中ほどに開いている穴から垂れてきているようです。
パーツリストから推測するにウォーターポンプのドレンパイプらしく、
ようやく原因が判りました。
こんなユニットがオイルパンの中に入ってます。
右側がウォーターポンプで左側がオイルポンプになってます。
原因はインペラーシャフトの錆によるシール損傷でした。
こちらの車両が入庫しているときに来店されたお客様は
皆様口をそろえて「綺麗ですね。」と言われます。
見習いたいですね(笑)
結構重症だったんですね。(-_-;)
いつもありがとうございます。おかげで絶好調です。
コメントありがとうございます。水冷エンジンの宿命でしょうかね、エンジン内部にクーラントが入り込む前でよかったです、そろそろ暖かくなってきましたからたくさん乗ってあげてください。