「ステダン付けたいです。」
今では希少な2スト250のモトクロッサー
03モデルのCR250Rを手に入れたオーナーさんのご要望です。
同じホンダで評価の高いCRF250用のダンパーを使用、
ヘッドライトやメーターが無いのでスペース的に余裕があります。
フレーム側の取り付け部は、CDIユニットがついていたボルト穴を使い、
溶接の手間とコストを抑えます。
ユニットは延長ハーネスを作って後方へ移設します。
「エンジンかからなくなった~。」
と、久しぶりに連絡をくれたオーナーさん。
一週間ほど乗らなかったそうですがバッテリーは元気です、
しばらくクランキングすると始動しました。
が、スロットルを開けてもエンジンの回転が全然ついてきません。
ガスがいってない感じなので燃料系をチェックしていきます。
フューエルポンプのトラブルが多い車種なので点検、
どうも作動が怪しい・・・
外してみると中から茶色いゲル状のものが~。
原因はフューエルタンクに浸入した水!
コックをリザーブにしたらいっぱい出てきました。
屋外保管で雨ざらし状態らしいので、少しづつ溜まっていったのでしょうか・・・
「フロントがへたってきたんで・・・」
ブレーキング時のフロントフォークの沈み込みが 気になりだしたオーナーさん、
スプリング交換のついでにインナーチューブも奮発して交換します。
古い車種で純正部品が入手できなくても、
社外パーツや他車種を流用したりすることで甦ります。
人気車種は苦労しませんがマイナー車ですと
けっこう大変ですけど・・・(笑)
何故だか解りませんが、
スクーターが入庫するとスクーターばかり連続して入庫したり
大型車が続くときがあったりと、
同じような車種がまとまることが多いです。
まずはシートの張替えのご依頼から。
スクーターから重量車まで、入庫する車両のうち、
かなりの確率で傷んでいるのがヘッドパイプベアリングです。
2輪車という乗り物の要だと思うのですが、
結構、気にせずに乗っていらっしゃる方が多いです。
状態をお知らせして修理したあと、
「こんなに乗りやすかったの?」と、ビックリされる方もいます。
「エンジンのかかりが悪く、回転の途中で息つきする。」
オーナーさんのお話から推測し、キャブレターの分解清掃からはじめます。
古い車両ですが走行距離は少なめなので、
そんなに汚れはひどく無いはずですが・・・
どうやら水分の混入が長期間あったようで
白い結晶状のものがこびりついていました。
「普通に走るんだけど60キロ以上出なくなっちゃいました」
お仕事帰りにFUSIONのお客様が御来店。
アイドリングは安定、レーシングすると吹け上がりますので
とりあえず試乗させていただくと高回転域まで回りません、
ガスが足りてない感じです。
まずは吸気系からとシートをはずすと・・・
エアクリーナーダクトがちぎれて外れてます。
これでは吸入負圧がかからずに、バキュームピストンが上がらないはずです。
CVキャブレターは正直です(笑)
年式も古いのでゴム製品が劣化していくのはしかたありませんが
ローダウンによる振動増加も原因のひとつです、
今回はダクトを支えるステーが折れていました。
これが折れてしまい、ダクトが宙ぶらりんになって
振動によりジョイント部がちぎれてしまったんでしょう。
ノーマル車両ではあまり見られない事例です、
やっぱりノーマルは偉大ですね(笑)
ロンホイ化でズーマーが入庫です。
ロングホイールベースの略でロンホイだそうで・・・
お恥ずかしい話、最近までそう言うのを知りませんでした(笑)
ロンスイはわかるんですが・・・
確かにスクーターの場合はエンジンごと後ろにズラすので
ロンスイじゃありませんよね。
でもって画像のようなエンジンハンガーを交換して長くするわけです。
リコール修理でマジェスティが入庫です。
他店でご購入されたのですが、その店が閉店してしまったので当店が引き継ぎます。
リコールはメーカー対応なので、どのお店で買われていても対応できます、
ご自分の車両が対象車がどうか、一度確認してみることをお勧めします。
車検整備でFZ-1が入庫、
いつもキレイにしていらっしゃるオーナーなので作業もはかどります(笑)
エアクリーナーも問題なく、プラグの点検・・・
ずいぶん締め付けトルクが緩いような・・・外してみるとシールワッシャーがつぶれてませんでした、圧縮漏れするギリギリでしたね。
手の入るスペースがなく、非常にやりにくい位置なのでしっかりと確認です。