ハンドルとフロントタイヤの交換で入庫のDS400を吊ります。
ダウンチューブにジャッキをかませてもいいのですが
フレームのネック部で吊ってしまったほうが作業効率があがります。
アメリカンなんかだと車高が低くてジャッキが入らないときもあるので・・・
エイプ50のエンジンです。
自分でボアアップキットを組み込もうと思ったそうですが途中で断念されたようです。
アフターパーツが豊富な車種ですからカスタムも盛んです、
ただエンジン本体に手を入れる場合はしっかりと作業能力を把握しておきましょう。
出来ないと思ったら無理しないで相談するに越したことは無いです、
中途半端に組むと高い出費になるかもしれません、
お勉強代と考えられる方はいいですが・・・。
幸いボルトが1本折れたくらいで他に壊れた箇所はないようです。
無理して組み上げようとして大事にならなくて良かったですね。
本日は青い色の車両の日でした。
まずはトゥデイの点検とオイル交換です。
急にエンジンの回転が上がらなくなってしまったトゥデイが入庫。
アイドリングは安定していますが、スロットルを開けても全然吹け上がりません。
電気的にリミッターがかかったような感じで、
昔のヤマハのスクーターにあった、メインキーの"始動"の位置で吹かしているようです。
(これ、今の人たちは知らないだろうなあ(笑)、最近だとギアのサイドスタンド出してるときもこうなる)
順番に点火系統をチェックしていきます。
プラグの火は飛んでいるので、CDIユニットの不良も考えにくかったのでパルサーコイルを診てみます。
ローターの突部の錆びで点火不良になることも多いので錆びを落としておきます。
問題なさそうでした、あと考えられるところは・・・
「友達から譲り受けたので点検してください」と持ち込まれたフォルツァ。
ヤフーオークション等の普及で個人売買が増えました、
乗り始める前にきちんと点検されるのは大変いいことです。
これまでもヤフオク等で購入された車両をお預かりしましたが、
実動車、乗ってました、整備済み、のコメントの信用ならないこと、
当然、乗ってすぐに不具合で修理というパターンです。
全部そうだとは言えませんが、定期的な整備を行っていない車両が多いので、
リセットする気持ちでちゃんと点検整備することをお勧めします、
そうすれば安心して乗れるようになりますよ。
「スピードが出なくなったので点検してください。」
と持ち込まれたスクーピーは、押して動かすとブレーキが引きずってる模様。
リアホイールは異常発熱で色が変色していました。
ワイヤーは正常に動いているみたいなのでブレーキアームを触ると、
動きません、固着しています。
タイヤ交換はしても意外に忘れられがちなのがこれです。
ゴム製なので当然劣化していきます。
空気圧をチェックしようとバルブを触ったらシューと空気の漏れる音が・・・、
スローパンクの原因にもなりますのでタイヤ交換時に換えといたほうがいいですよ。
すでに限界を通り越してます。
世間ではエコロジーブームで節約志向ですが、
タイヤにまでもってこられると大変危ないです。
昔のCMで「タイヤは命をのせている。」ってありましたけど
今一度考えましょう、安心安全のための消費は善だと思います。
御自分でピストンリングの交換をされたお客様が、
回転が上がらなくなってしまったので診てくださいと持ち込まれたDR250R。
エンジンはかかるのですが吹け上がりません。
燃料が濃いのは確かですが、もうひとつ何かおかしい感じがします。
疑う訳ではないですが確認のためバルブタイミングを点検すると、
・・・やっぱりずれていました。
お盆休みにツーリングに出かけるので急ぎで車検整備です。
ブレーキ回りはつい先日O/Hしたので点検のみ、
プラグとエアクリーナーを交換します。
バッテリーも補液して充電しておかないと・・・。