転倒により再始動が不可能になったVTR250。
セルスターターでクランキングしないのでバッテリーをチェックするも問題なし。
プラグを外して点検するとオイルでべっとりです。
倒れた時にブローバイホースからオイルがエアクリーナーボックスに入ったのでしょう、
タンクを外してボックス内をみるとオイルの跡がしっかりと残ってます。
インテークパイプを覗くと、なんとオイルが溜まってます!
聞けば倒れた後も、結構長い時間エンジンが動いたままでいたそうです。
ということは・・・
吹き戻ったオイルがエアクリーナーボックスに溜まり、
それが車体を起こして直立になったところでキャブからシリンダー内へと流入、
セルスターターでクランキングさせたところ燃焼室内のオイルでとまった。
ウォーターハンマーならぬオイルハンマー?
某全国チェーンのバイク店で車検をして戻ってきたら
すぐにエンジンがかからなくなってしまったハーレーが入庫。
オーナーさんがもう二度と行きたくないらしいのでウチで修理します。
(・・・このパターン多いな・・・。)
まずは新品に換えたはずのバッテリーが電圧不足です。
充電したのち、エンジンはなんとか始動、でもキャブがつまってる感じ。
レギュレーターの不具合の多い車種なので、充電電流を調べますが大丈夫みたいです。
とすると漏電かもしれないので、リーク電流を測ります。
かなりの電気が漏れてました。
配線図とにらめっこしながらリーク箇所を特定していきます。
御自分でピストンリングの交換をされたお客様が、
回転が上がらなくなってしまったので診てくださいと持ち込まれたDR250R。
エンジンはかかるのですが吹け上がりません。
燃料が濃いのは確かですが、もうひとつ何かおかしい感じがします。
疑う訳ではないですが確認のためバルブタイミングを点検すると、
・・・やっぱりずれていました。
お盆休みにツーリングに出かけるので急ぎで車検整備です。
ブレーキ回りはつい先日O/Hしたので点検のみ、
プラグとエアクリーナーを交換します。
バッテリーも補液して充電しておかないと・・・。
ん~やっぱり昆虫の顔っぽいです。
ミラーが触角に見えてしょうがない。