「しばらく動かしてなかったのでかかりません。」
不動車再生で入庫してきたバリオスですが、
プラグを診ようとしたところ、いとも容易くキャップが外れました。
よく見るとターミナル部分がすっぽりと抜けてしまってます。
金属部分の状態からはそんなに長期間使用していたとは思えませんが
腐食による破損のようです。
エンジンは動いていたので火花は飛んでいたのでしょうが
調子は良くなかったと考えられます。
でも、多気筒エンジンのうち1気筒だけだと
一般の方だと判りずらいかもしれませんね。
「ステアリングステムのベアリングが固着してます。」
パンクで入庫したシグナス125を動かすときに違和感、
ハンドルを左にきると固まって戻りません。
フロントホイルを浮かせた状態で確認すると、
本来ならばステアリングの重さで左右に切れ込むはずがビクともしません。
これでは真っ直ぐ走ることもままならず、ハンドルもブレるはずなので
オーナーさんに伺うと、中古で買ったときからそうだったとのこと。
こんなものだと思ってたそうですが、そんなはずはありません。
正常な状態を他の車両で実演、ご納得いただけました。
原付、大型車問わず、ステムのベアリングが傷んでいる車両って多いです、
一度、点検をお勧めします。
フロントフォークのオイル漏れでバリオスが入庫しました。
ブレーキ回りもオイルにまみれてしまっているので
ディスクの脱脂をしてパッドを交換します。
ブレーキパッドにオイルが付着したときは脱脂してもダメです。
浸み込んでしまったオイルがブレーキをかけてパッドが熱を持つと
滲み出てきてしまい非常に危険ですのでパッド残が多くても交換してしまいます。