「ガソリンが漏れるんです。」
オーナーさんと一緒に確認すると
キャブレターのオーバーフローパイプよりポタポタと出てきました。
お話を伺うと、しばらく動いてなかった期間があるということなので
分解清掃することにします。
走行距離は少なめですが年式はそこそこ経っているので
ゴム系の部品は劣化が進みます。
例のごとくガスケットはカチカチ、
フロートバルブ先端のゴムも硬化気味でした。
「バッテリーがすぐにあがっちゃうんです。」
先日、車検整備をさせていただいたFZ-1のオーナーさんより御連絡、
お持込いただき電圧をチェックすると全然足りません。
レギュレーター部の電圧が来ないのでレギュレーターを交換、
しかし、電圧が規定値まで上がりません、
ステーターコイルの導通は問題なし、と言うことは・・・ローターか?
とりあえずカバーを開けてみると・・・
マグネットがバラバラになってしまったローターが出てきました。
これじゃ正常な発電はできないわけです。
モトグッチV11の修理開始です。
転倒で曲がってしまったフロント回りを直します。
外国車の場合で難儀するのが部品の入手ですが、
モトグッチも例外ではなく大変です(笑)
少し古いモデルですと国内に在庫があるはずも無く、
本国発注だと入荷予定があいまいに・・・(イタリアですから)
そこで今回はヨーロッパの部品商から入手します。
在庫状況がオンラインで判るので納期が確実です。
通関にかかる日数次第ですが2週間程で入荷します。
インターネットの普及で昔より楽になりましたね。
以前はFAXでのやりとりだったので時差の関係で時間がかかりました(古っ)
「普通に走るんだけど60キロ以上出なくなっちゃいました」
お仕事帰りにFUSIONのお客様が御来店。
アイドリングは安定、レーシングすると吹け上がりますので
とりあえず試乗させていただくと高回転域まで回りません、
ガスが足りてない感じです。
まずは吸気系からとシートをはずすと・・・
エアクリーナーダクトがちぎれて外れてます。
これでは吸入負圧がかからずに、バキュームピストンが上がらないはずです。
CVキャブレターは正直です(笑)
年式も古いのでゴム製品が劣化していくのはしかたありませんが
ローダウンによる振動増加も原因のひとつです、
今回はダクトを支えるステーが折れていました。
これが折れてしまい、ダクトが宙ぶらりんになって
振動によりジョイント部がちぎれてしまったんでしょう。
ノーマル車両ではあまり見られない事例です、
やっぱりノーマルは偉大ですね(笑)
他店でご購入されたばかりのお客様が点検して欲しいとお持込です。
整備済みとのことですが、イマイチエンジンが回らないとのこと、
試乗してみると確かに回転の上がりが重いです。
キャブレター内部の汚れやつまりが原因だと思うのですが
交換してある部品の明細をみるとキャブレターの部品も交換してあります。
一応確認のため分解してみると・・・。
・・・画像のような部品が出てきました、
下のほうの黒いのはOリングだったはずのものです。
確かに交換部品明細のところは新品でしたが
他の部分は手付かずで組んでありました。
(当然ながら調整もされてませんでしたが・・・)
どうせ分解したのならキチンと組んであげればいいのに・・・
そんなに手間が増える訳でもないでしょうに。
ロンホイ化でズーマーが入庫です。
ロングホイールベースの略でロンホイだそうで・・・
お恥ずかしい話、最近までそう言うのを知りませんでした(笑)
ロンスイはわかるんですが・・・
確かにスクーターの場合はエンジンごと後ろにズラすので
ロンスイじゃありませんよね。
でもって画像のようなエンジンハンガーを交換して長くするわけです。