「何年も動かしてないのですが・・・。」
不動車再生をご依頼のZZR1100のオーナーさんは
発売当時よりお持ちで、愛着があるので直したいとご来店くださいました。
ガレージ内保管ということで、20年選手とは思えない程きれいな外観ですが
エンジン内部は・・・油膜落ちがひどく、シリンダー内にも固着痕が見られました。
インテークバルブにもオイル下がり兆候があり、動かすにはかなりのコストが・・・。
という訳で今回はエンジン載せ換えで行くことにしました。
信号待ちでエンストしたらそのまま始動できなくなったSRの入庫です。
「キックがスカスカになりました。」
とのことですのでまず圧縮圧力を確認します。
測定値は6kg/cm!
通常、レシプロエンジンが始動するのには最低でも7キロは必要といわれていますので
これではかからないはずです。
原因を調べる為にエンジンを降ろします。
SRはシリンダーヘッド回りを外すのに降ろさないとできないのです。
バルブ回りは大丈夫そう・・・ということは、
スピンドルシャフトの長さが違うので、シフトペダルとステップバーが干渉してチェンジができません。元のエンジンのと入れ替えます。
郵政カブです。もちろん払い下げです。エンジン積み替えます。