
信号待ちでエンストしたらそのまま始動できなくなったSRの入庫です。
「キックがスカスカになりました。」
とのことですのでまず圧縮圧力を確認します。
測定値は6kg/cm!
通常、レシプロエンジンが始動するのには最低でも7キロは必要といわれていますので
これではかからないはずです。
原因を調べる為にエンジンを降ろします。
SRはシリンダーヘッド回りを外すのに降ろさないとできないのです。
バルブ回りは大丈夫そう・・・ということは、

原因はピストンリングの破損でした。
走行距離も多いので、ピストンクリアランスも大きくなってます。
修理よりも中古のエンジンを載せ換えるほうが安く済みそうですので
そちらで対処することにしました。
幸いSRのエンジンは入手しやすいのですぐに用意できました。

単気筒ですが結構重いんです。

エンジンマウントはしっかりと締めて確認します。
振動多いですからね。

試走してクラッチやミッションの状態を確認します。
なかなか調子の良いエンジンです、
これで北海道ツーリングも大丈夫ですよ。
おー、綺麗なSRですね。フレームも全塗してますよね?渋いなー。