2013年3月22日 金曜日

愛着。

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「何年も動かしてないのですが・・・。」
不動車再生をご依頼のZZR1100のオーナーさんは
発売当時よりお持ちで、愛着があるので直したいとご来店くださいました。
ガレージ内保管ということで、20年選手とは思えない程きれいな外観ですが
エンジン内部は・・・油膜落ちがひどく、シリンダー内にも固着痕が見られました。
インテークバルブにもオイル下がり兆候があり、動かすにはかなりのコストが・・・。
という訳で今回はエンジン載せ換えで行くことにしました。

 

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水冷の車両は水回りを重点的に確認、
ウォーターパイプの中も錆が発生。

 

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サーモスタットのケースの中もクーラントが・・・。

 

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C型の弱点であるフレーム貫通部分は・・・

 

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腐食も少なく、なんとか無事です。

 

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ドナー車両の方はかなり腐食が進んでました。

 

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エアクリーナーボックスとキャブレターのジョイントパイプが変形していました。
これでは2次空気を吸ってしまうので新品に交換。

 

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オーナーさんが復活の為に温存していた新古品キャブレターを装着。
燃料系のホースやポンプ、も経年劣化が激しいので新品部品に交換します。

 

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リアサスはオーバーホール済のオーリンズに交換、
リンク部のベアリングも交換しグリスアップ、
フロントももちろんオーバーホールします。

 

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タイヤ交換とホイルベアリングの交換も。

 

 

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車検を取って実走行、各部とも正常に作動し一安心。
愛着のある車両、これからも大事にしてあげてください。

 

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