キャブレター整備中に点火時期の確認作業。
上死点から2.0mmで調整、あとでタイミングライトで確認、
2サイクル全盛期はよくやった作業も久しぶりのような・・・
ちなみにダイヤルゲージもヤマハの専用工具だったりします(笑。
これも当時物ってやつ?
他店でご購入されたばかりのお客様が点検して欲しいとお持込です。
整備済みとのことですが、イマイチエンジンが回らないとのこと、
試乗してみると確かに回転の上がりが重いです。
キャブレター内部の汚れやつまりが原因だと思うのですが
交換してある部品の明細をみるとキャブレターの部品も交換してあります。
一応確認のため分解してみると・・・。
・・・画像のような部品が出てきました、
下のほうの黒いのはOリングだったはずのものです。
確かに交換部品明細のところは新品でしたが
他の部分は手付かずで組んでありました。
(当然ながら調整もされてませんでしたが・・・)
どうせ分解したのならキチンと組んであげればいいのに・・・
そんなに手間が増える訳でもないでしょうに。
KSR-Ⅱの弱点はバッテリーが過充電でダメになりやすいことです。
というのは回路がかなり古いタイプで、
バッテリー充電系の電圧制御がされてない為です。
ノーマルで付いているレギュレータはヘッドライト系の電流のみ制御します。
これをバッテリー充電回路も電圧制御するものに交換します。