エンジンはかかりますが駆動系が反応しません、
エンジン始動不良で入庫のマジェスティ125。
あきらかに電気系統がおかしい症状なので各部を確認、
ECUのカプラーを外すと水が・・・
「防水カプラーじゃないんかい!」
と、ひとりツッコミしながらよく見るとユニットのコネクターピンが
腐食して根元から折れてます。
交換となりますが、国内のヤマハから注文すると・・・
「高っ!」
という訳で台湾ヤマハ純正並行輸入新品部品を皆さんの大好きなヤフオクから探します、
軽く諭吉さん一人分違います(笑)。
「エンジンからカチカチ音がします。」
音の原因には様々なものがありますが、
一番代表的なカチカチする音はバルブクリアランス過大によるものです。
ロッカーアーム式の場合アジャストスクリューが緩んで抜けてしまうことも・・・。
今回の場合はカムシャフトの虫食いによる摩耗でした。
エンジン内部の部品は本来油膜で保護されている状態ですが、
長い期間動かしていないと、空気に触れている部分が腐食してきます。
ロッカーアームのスリッパー面と常に接触する部分ですので
動かすと油膜が保持されずに摩耗が促進されてしまいます。
「エンジンがかからなくなりました。」
マジェスティ125のFI車が入庫しました。
冬場によくあるバッテリー上がりではなく、セルモーターは元気良く回ります。
スロットルを開けながらかけてみると何とか始動しましたがアイドリングしません。
プラグはかぶっていそうです。
FI車でプラグがかぶるということは空気が不足しています。
走行距離から察するにスロットルバルブ周りが怪しいので
分解清掃となりました。