「何年も動かしてないのですが・・・。」
不動車再生をご依頼のZZR1100のオーナーさんは
発売当時よりお持ちで、愛着があるので直したいとご来店くださいました。
ガレージ内保管ということで、20年選手とは思えない程きれいな外観ですが
エンジン内部は・・・油膜落ちがひどく、シリンダー内にも固着痕が見られました。
インテークバルブにもオイル下がり兆候があり、動かすにはかなりのコストが・・・。
という訳で今回はエンジン載せ換えで行くことにしました。
「何年も動かしてないのですが・・・。」
不動車再生をご依頼のZZR1100のオーナーさんは
発売当時よりお持ちで、愛着があるので直したいとご来店くださいました。
ガレージ内保管ということで、20年選手とは思えない程きれいな外観ですが
エンジン内部は・・・油膜落ちがひどく、シリンダー内にも固着痕が見られました。
インテークバルブにもオイル下がり兆候があり、動かすにはかなりのコストが・・・。
という訳で今回はエンジン載せ換えで行くことにしました。
「エンジンからカチカチ音がします。」
音の原因には様々なものがありますが、
一番代表的なカチカチする音はバルブクリアランス過大によるものです。
ロッカーアーム式の場合アジャストスクリューが緩んで抜けてしまうことも・・・。
今回の場合はカムシャフトの虫食いによる摩耗でした。
エンジン内部の部品は本来油膜で保護されている状態ですが、
長い期間動かしていないと、空気に触れている部分が腐食してきます。
ロッカーアームのスリッパー面と常に接触する部分ですので
動かすと油膜が保持されずに摩耗が促進されてしまいます。
お預かりしたKDX125SRのエアクリーナーを点検すると
スポンジ部分が風化してごっそり落ちていました。
乗りっぱなしの原付スクーターなんかではよくあることで
スポンジのカスが詰まってエンジンが止まったり、最悪は焼きついたりします。
今回の入庫時には自走してこられたので今のところエンジン本体は大丈夫そうですが
ひととおり診ていきます。
KDX125も、もう20年選手になるんですね~
新車時から交換していないとさすがにダメになります。