エンジンのオーバーホールのご依頼です。
現状で不具合はありませんが、永く乗りたいので
一度しっかりやりたいとのご意向、当然クランク周りまで分解点検します。
よく、腰上オーバーホールと言いますが
自分はあまり好きな言い方ではありません。
機械物は動く部分全てが消耗していくわけで、
一部分だけ分解整備するならば修理という言い方をします。
程度にもよりますが、一部だけ新品部品になることで
手をつけていない部分とのバランスが崩れて調子を落とす場合もあります。
しかし、ご予算の関係で踏み切れないのもよく分かります、
なので事前によく打ち合わせをさせていただくようにしています。
今回は外観もきれいにしたいので
ガラスビーズを打ってから、シリンダー、カバー類をペイントしました。
シリンダーもオーバーサイズにボーリング、バルブ周りも一新し、
組上げ待ちです。
カバーもできて来ました。
バルタイとって組上げます。
オーバーホールに出していたリアサスが戻ってきました。
一気に組上げていきます。
完成。
まずは慣らしからです。
こちらはクランクベアリングの異音が出てきたので分解修理、
クランクASSYの部品がないので
コンロッド組み換えで対処。
稀少なストマジ110です。
トライアンフ スプリントが入庫、
こちらは点検とキャブレターの分解清掃。
そこそこ汚れてますね。
エアクリーナーボックスから、こんなんでてきました。
工業用スポンジですね(笑)
エレメントの替わりに使ったのでしょうがさすがにこれは・・・・。
冷却水を抜くと残念な色が・・・・
このあと不具合が出なければいいのですが。
やっぱりイギリス車はブリティッシュグリーンが似合います。