「エンジンがかからない!」
以前に不動再生作業をした車両ですが、ほとんど動かしていないのに
エンジンがかからないとのこと。
バッテリーも新品に交換したし、キャブレターも分解清掃して特に不具合は無かったはず・・・
お預かりして確認すると、セルモーターが空回り・・・
あ~やっぱり出たか、
カワサキ ザッパー系エンジンのウイークポイントであるスタータークラッチの滑りです。
どうやら使用過多よりも動かしていない方がダメになるみたいです。
早速取り外してみると・・・
ボルト緩んでるね・・・
どうやら前にも交換された形跡がありますが・・・。
クラッチ本体を取り付けるボルトが3本とも緩んでました。
本来このボルトはネジロック剤が付いてるはずなのですが、
まったく残ってませんね・・・
交換はクラッチカバーとオイルパンを外して
下側から外します。
地面に寝ながらの作業なので冬は特に冷たいです。
これでしっかりクランキングするようになりました。
こちらはキャブレターの分解清掃中。
フロートチャンバーのパッキンはカピカピで終わってます・・・
ジェットブロックの中のOリングも劣化してます。
メクラ蓋のOリングも硬化してるのでゆるゆるでした。
前に外すときは苦労したみたいですが・・・。
スロットルの動きに違和感があったので確認すると
ワイヤーがよれて切れる寸前でした。
最後に同調をとって試走。
こういったカスタム車両は製作した方の好みがでます、
良く知っている方のショップでしたのでちょっと懐かしみつつ・・・。
ジェネシスエンジンで一世を風靡したのも20年以上前になるんですね、
鈴鹿8耐でケニー・ロバーツが走ったのを見に行ってました(笑)