キャブレターからのガソリン漏れの修理でCB550Fが入庫しました。
30年以上前の車両ですが程度の良さそうな個体です。
キャブレター本体を分解すると内部パーツをいろいろ交換してることが判明、
ボディの状態は良さそうで一安心です。
それなのにガスケットを替えた形跡がないのが不思議です。
旧車の整備で大変なのは交換部品の調達です。
純正部品がすでに廃盤になっている場合は社外パーツを使います。
純正キャブレターの内部パーツは欠品も多く、修理金額もかさみますので
社外キャブレターに替える方も多いです。
当時のものよりも絶対的性能は高いのですが、
オリジナルの雰囲気が崩れてしまう場合もありますのでよく考えてから替えます。
連装キャブレターを分解したらしっかりと同調を確認します。
バッテリー端子に錆を発見!
磨いてからグリスを塗布して組み付けます。
K0ともヨンフォアとも違う雰囲気を持ってますね。
この時代の車両はラインが穏やかで見ていて落ち着きます。
フロントブレーキの調整不良で鳴きが発生していたので調整しておきました、
大事に乗ってあげてください。