リアブレーキが抜けてしまったCRM250Rの修理です。
マスターシリンダーを分解するとこんなピストンが出て来ました。
ブレーキフルードがグリスのように凝固しています。
リザーバータンクからの水分浸入が原因でしょう。
フロントに比べブレーキタッチの変化がわかりにくいリア側は、
メンテナンスもおざなりにされがちです。
こんなふうになる前に定期的にフルード交換をお勧めします。
当然ですがキャリパーも分解清掃、ピストンとシールを交換です。
走行距離は多いのですが、まだまだ元気なエンジンです。
この型のエンジンが実は一番よく回ったりします。
大事に乗ってください。
次はバッテリー上がりに悩むDR250Rの対策です。
以前より頻繁にバッテリー上がりが起こるので診て欲しいとのこと。
バッテリーは新品に交換したばかりなので、
まずは充電電流とレギュレート電圧をチェック、正常です。
そしてリーク電流を測ります。
一応メーカー規定値内ですが、デジタルメーターの時計機能の為だけに
使う電気にしては多いと思うのでハーネスを加工してカットしてみます。
時計は毎回リセットされてしまいますが、これでほとんどリーク電流はなしですので
バッテリーが上がる心配は無用です。
あいかわらずキレイにしてますね。